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2006年8月

真夏の多摩川旅情

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8月7日、一年ぶりに多摩川へ行きました。

多摩川は子供のころからのホームグランド、 オレのふるさとみたいな場所だ。

前夜 急に思い立って、たまには釣り竿を持たずにゆっくり多摩川を歩いてみよう、

カメラを持って、多摩川の自然を観察してみよう、

魚や水鳥や昆虫に会いにいこう、河原に咲く野の花も見てみよう・・・・、

望郷に駆られるように もういても立ってもいられなくなった。

梅雨明けしてから 35℃くらいの猛暑が続いているから

もう少し涼しくなってから行くのが賢明だとは思ったが、

でも、暑いからこそトンボや蝶にも会えるのだ。

暑いからこそ涼しげな川風に当たって 郷愁というか 旅情というか・・・

そういうロマンチックな心境で 景色や釣人を眺めて 

自由な人生を謳歌しに行こう・・・・

なんてことを考えて、朝一番のバスに乗り、ラッシュの始まりかけた電車に乗り、

七時半にはもう宿河原の土手に着いていた。

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◆堰の上に鵜の軍団、 彼等は上野不忍池から出張してくる。

200羽くらい 集団でお食事に来るのだ。

彼等は小魚ハンターだ、一度水に潜ると確実に魚をゲットしてくる。

鮎、ヤマベ、ウグイ・・・口に入る大きさの魚なら何でも食う。

一羽が平均十尾の魚を食っていくとすると、

一回の出張で二千尾の魚が食われることになる。

それが毎日やって来るから一ヶ月では六万尾の魚が食われることになる。

釣り人は(オレの場合)遊魚料二千円~二千五百円の年券を買って川へ入るが、

遊魚券が高くつくかどうかは 腕次第だけど、彼等は無料で食い放題だ。

白鷺やユリカモメまで飛んでくる、

この川の魚影が濃いという証拠だ。

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朝早ければ 暑さも大丈夫だろう・・・という予想で。

ところがギッチョン、

アッチィの 暑くネェノッテ・・・、そりゃもう半端でないのだ。

望郷の感傷に浸るなどという場合ではない、

カンショウよりもネッチュウ症を心配しなければならなくなった。

しかし、だからといって引き返すわけにはいかない。

オレは男だ、己を裏切るわけにはいかない、意地でも行くのだ・・・。

小泉さんの言を借りれば これは「心の問題」だ。

今戻ったら それは「挫折」だ、

挫折は若いころ何度も味わった、もう沢山だ・・・

これからは「ゆとり」の人生を歩かなければならないのだ。

わけの分からん理屈と信念を掲げて、宿河原の下流1キロのあたりにある

オレ専用の釣りポイントまで歩き始めた。

魚もライズしているし、去年と変わっていなかったので 少し安心した。

(ライズとは飛んでいる虫を捕食するために魚が水面から跳ねること)

川面を暫し眺めてから、次は水際を上流に向かってゆっくり歩く。

ペットボトルの氷水をちびちび飲みながら 宿河原の堰に着いたころは 

もう八時を回っていたが 真夏の太陽はギラギラで、汗はダラダラで、

頭が痛くなってきた。

「心の問題」より「体の問題」が表面化してきた。

これはヤバイと思って 木蔭を見つけて小休止、

裸になってタオルで汗を拭き、冷たいペットボトルで頭を冷やす。

不思議と足も腰も辛くはない、ただ暑いだけだ。

急がないようにゆっくり歩くのがいいのかもしれない。

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登戸の水門のそばにワンド(水たまり)がある。

 ワンドというのは水溜りのこと、川の流れが蛇行して 長い年月を経てその蛇行が大きくなり、やがて本流から分離して取り残された部分が、昔の川の流れの形をした水溜りになる。大きなやつを三日月湖という。 大きな川(一級河川)にはどこにも必ず何箇所かの三日月湖が存在する。

ここにもオレのポイントがある。

ここはフナ釣り専用だ。

去年はフナの他に 鯉も釣った、カメやザリガニまで釣れた。

釣り人の姿はない、いつもの場所に腰掛けて水面を飛ぶトンボを観察した。

そして、あることに気がついた。

トンボは 行ったりきたり飛び回っているが 必ず同じところにとまる、

水草の茂みの中で 何本も伸びている葉の中でも 

必ず特定の一本の葉先や枝の先にとまるのである。

これは「縄張り」なのだ・・・!

もしかして、昆虫も 魚も 鳥も、獣も、そして人間までも・・・

あらゆる生物は 全て縄張り意識を持って行動するのだ・・・!!!

鮎の友釣りは おとりの鮎を泳がせて、

縄張りを守るためそれを追い払いにくる鮎の習性を利用した釣法だ。

鮎も鮭も産卵のために戻ってくるのは 必ず生まれた川の上流だ。

野生の熊や鹿が 木に体をこすり付けて自分の臭いを残すのは

縄張りを宣言しているという話を聞いたことがある。

犬がオシッコするのも縄張りの主張だというし、

そういえば自分だって、今現在、自分専用のポイントに座っている。

日常も同じだ、

例えば 通勤していたときは いつもの電車の同じ場所に座っていた。

しかも 面白いことに始発電車がくると、

人間は必ず長い横並びの席の端っこから座る、

片方に手すりがあってもう一方にしか人と接触しない場所だ。

そして 次の人は必ず反対側の端っこに座る。

満員なら別だが、一人しか座っていない人の隣にわざわざ接触して座ることはない。

人はだれでも プライベートゾーンが欲しいのだ・・・!

そういえば 駅のトイレで小便するときも 右から何番目とか・・・

何故かいつも同じところでしていた。 

この便器にオレの臭いを付けておきたいのか・・!?

それじゃ 犬と同じだけど。

国同士が 領土問題で争うのも、

パレスチナのほうでは 今日もおおごとの戦争になっているのも、

結局は「縄張り争い」なのではないか・・・ということにまで発展する。

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トンボの動きを見ながら、今日はいい勉強ができた・・・

それにしても暑い、十時前にはペットボトルも空になって、

目がチラチラしてきたし、もう辛抱たまらん・・・

帰りの電車の冷房が天国だった。

こんなクソ暑い真夏は「お散歩」の時期ではない、

クーラーのきいた部屋で ゆっくり昼寝でもしてればいいのに、

でも、これからまだまだ がんばるぞと思う、

何のためにがんばるぞと思うのか? 

それが自分でも分からない、「心の問題」だからだろうか?

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巨人の星(4)

() 友とは

巨人が強かったころは“スポ根”もののアニメやドラマの全盛期だった。 男の子なら「巨人の星」「タイガーマスク」「明日のジョー」

「柔道一直線」「ドカベン」・・・

女の子なら「エースをねらえ」「アタックナンバーワン」「サインはV」、

子供たちには(大人まで)みんな大人気だった。

これらに共通しているキーワードは「忍耐と努力」そして「根性」、

日本人はこの言葉が好きで だれにでも受け入れられる。

そして必ず主人公には強力な“ライバル”がいて、“鬼コーチ”も登場する。

スポ根の原点ともいえる 梶原一騎の「巨人の星」は

巨人ファンでなくてもみんな知っている典型的なスポ根アニメだ。

星飛雄馬と 花形や左門との対決、お互いがライバルを倒すために血の汗を流す、

飛雄馬の父「星一徹」、夕食のチャブ台をひっくり返す頑固一徹な鬼コーチで・・・、

漫画の世界だけど

星飛雄馬の投げる大リーグボールは火の玉になるからスゲエよ、

目まで炎が燃えてたもんな・・・、

同じ梶原さん原作の「明日のジョー」も究極のスポ根だ。

   サンドバッグに浮かんで消える

   憎いあんちくしょうの 顔をめがけ

   叩け、叩け、たたけ・・・

これの作詞は寺山修二だけど 尾藤イサオのあの唄はチョーカッコいい、矢吹丈にとっては力石徹が永遠のライバルで 憎いあんちくしょう なのだ。

力石もまた無謀な減量をしてまで ジョーの挑戦を受けて戦う。

試合の後、力石の死の知らせを聞いたとき、ジョーは号泣、慟哭する。

ジョーには 力石が一番大切な「友」であったことが分かったからだ。

ジョーが 灰のように真っ白に燃え尽きたラストシーンは 

だれの心にも感動を与えた。

「巨人の星」も「あしたのジョー」もスポ根漫画の名作だ。

たかがマンガだけど、これ等の物語には大きなテーマがある。

人はひとりでは生きていけない、よきライバル、よき指導者、そして恋人・・・

それらの愛を受け止めて、挫折を乗り越えなければ栄光はつかめない、

燃え尽きて灰になるまで戦えれば 人生は幸せなのだ・・・

原作者は 人としての摂理とか、勇気とか、友情とか・・・、

子供たちに そういうことを教えようとしているのではないだろうか。

そして、自分に優しい人だけが「友だち」ではないということ、

本当の「友」は、自分を叩きのめしてくれる人の中にいるのだ。

ライバルというのは あいつは自分にない優れたものを持っていると 

お互いが相手の力量を認めあうものだ。

だから勝ちたい、あいつにだけは負けられない・・と、自分を向上させてくれる、

お互いがその気持ちをもったとき 真の「友情」が芽生えるのだ。

スポーツには そういう構図がある、

それが感動になるのだ。

スポーツだけではない、どんな世界でも同じだ。

自分が親友だと思う人を よく分析してみると、

必ず自分より優れたものを 何かひとつでも持っているはずだ。

今、巨人というチームは 球界の先頭立ってその「感動の構図」を壊している。

巨人の選手自身は みな星飛雄馬のようになろうとしているのに 

今の巨人は 花形も佐門も みなチームメイトにしてしまうから 

向上しようとする対象のいない環境に置かれてしまうのだ。

去年、巨人が不振を極めていたころ、

ある試合で仁志が大事な二塁走者になったとき、

無謀な盗塁をして三塁でアウトになり、巨人はチャンスを潰した。

仁志らしからぬプレイの真意を ベンチはだれも気がついていない。

彼の心の中に チームに対する無言の「抗議」というか、「悔しさの表現」を試みたようにオレには見えた。

同じことが今年の清水にも見える、

鍛錬を積み重ね、巨人のためにあれほど貢献して、

「巨人魂」を知っている彼らの心を 

ベンチが踏みにじっていることに気づいていないのだ。

矢野や亀井・・・・後輩にスタメンを奪われるなら彼らはまだ納得できる、

更に向上しようとする意識も湧いてくるのに。

フロントもベンチも彼らの心を理解しようとする優しさも器量もない。

清水も仁志も、今年はこの二人の目には 

星飛雄馬のような「炎」が燃えていない。

野球とは不思議なもので、選手の顔や構えを見ただけで 

ヒットが打てるかどうか分かるものだ。

清水と仁志、この二人は他のチームなら10年は不動の上位打線で働ける逸材だ。

川相と同じように 来年は巨人を去っているかもしれない。

・・・・・・・・・・・?

何でオレが巨人の心配をしなければならないのか、

ふざけんなバカヤロ・・・である。

それで結局 どうすればいいのか結論はでないけどね・・・

ま・いいか・・・、

オレはアンチ巨人だからな。

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監督のことば

元巨人の名遊撃手で ヤクルトや西武を優勝させた広岡達郎さんのことば

「チームを強くするには 良い素材を見つけて大きく育てることです」

川上監督と並んで優勝経験の一番多い南海ホークス鶴岡一人さんのことば

「ゼニのとれる選手になれ・・・」

どちらも 若くて素質のある無名選手を一流選手に育てた人の名言です。

巨人の選手で日本のプロ野球第一号契約者、後に監督として巨人・西鉄・大洋・近鉄・ヤクルトを歴任、三原魔術といわれた三原修さんのことば「野球とは 盗んだり(盗塁やサインを盗むこと)、刺したり(盗塁を刺すなど)、殺したり(走者を殺すなど)、騙したりの 物騒な用語ばかりの競技だ、だから選手は ユニフォームを着ているときは、ドロボウや殺人者や詐欺師のような悪人になって戦え、そして私服に着替えたときは 一人の立派な社会人として紳士でなければいけない、その切り替えのできるのが一流選手なのだ・・・・」

日本最初の三冠王で、最近は嫁さんと共に何かと評判わるいけど、なんだかんだいっても名監督の野村さんが 江川事件のときにコメントしたことば

「何でも自分の思い通りになったら 人生つまらないだろ・・・」

昭和50年頃、神奈川の少年野球某名門チームの監督がある時子供たちに話したことば

「グランドは練習しに来るところではありません、グランドは自分の技(わざ)や力を 監督に見せにくるところです。

オレは君たちにルールを教えることと、形(フォーム)を直すことしかできない、打ったボールがホームランになるかどうかのパワー(筋肉)をつけるには

自分で努力するしかない、それのできた人だけがレギュラーになれるのです・・勉強だって同じだよ、学校で先生は公式しか教えてくれない、答えは自分で出すしかない。」

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巨人の星(3)

() それではどうすればいいか

広島は「カープアカデミー」という養成学校を南米ドミニカに開設している。

若い選手を一から鍛え、五年後を見据えている。 

いいことじゃないか、

今勝てなくても、将来必ず実を結ぶことだ。

これこそ 今の日本野球界が未来対策として、企業の方針としてもお手本にするべきことだ。

巨人もトレードで使う金を野球学校建設のようなことに回したら 

カッコいいんだけどな、

読売巨人の資金力なら「ジャイアンツアカデミー」は世界中のあちこちに作れると思うけどね・・・、

世界中に野球の競技人口を増やすことに貢献できるし、

そうなればオリンピック委員会も関心を持たないわけにはいかなくなる。

巨人のフロントには そういう発想がないのか。

金持ちは大体「ケチ」だから、

自分の利益のためにしか金を出そうとしない、

ケチだから金持ちになった人もいるが、

金持ちだから余計ケチになる人もいる。

生きた金を使えないのは心が貧しいからだろう。

貧乏なやつほど 金がないくせに金を出したがる、

広島が貧乏だとは云わないが、広島カープのフロントは「心が豊か」だ、

巨人の偉い人たちは 真摯に広島を見習うべきだ。

そしてファンは チャンネルを変えてはいけない、

選手たちはみな一生懸命やっているのだ、

強いときはほっといても勝つ、

弱いときにこそ励まし、応援によって勇気づけてやるのがファンの役割だ。

選手と共に“耐える”のだ。

スポーツの夢や感動とは そういうものなのではないのか・・・

自慢にはならないが、オレなんか 横浜のために38年も耐えてきて、

権藤監督で優勝した1998年には“死んでもいい”ほどの感動が爆発して、それから今日まで、また8年間耐えつづけているが、

計算上はあと30年でも全然ヘッチャラだ。

巨人ファンには理解できない気持ちだと思うけど・・・。 

それから、自分が本当の巨人ファンだと思うなら

「イースタンリーグ」にも関心を寄せて

二軍にどんな有望な選手がいるのか・・・そこらへんを見ておけば 

若い選手たちが東京ドームで戦うとき、

彼らを心から激励することができるようになる。

原監督のいう「ジャイアンツ愛」とは そういうことだと思う。

テレビ神奈川では 湘南シーレックス(横浜ベイスターズの二軍)の試合を

時々放送している、

ノンプロの日産自動車に負けることもあるが、オレはシーレックスの放送は必ず見ている。

どんな選手がどんなプレーをしているか、その内容が非常に興味深いのだ。  マイナーな地方テレビ局だから 二軍の試合も放送できる、

その点巨人ファンよりも恵まれているのかもしれないね。

全国区の日本テレビでは

そんな視聴率のとれないようなことは絶対にしない。

巨人が勝つと涙する“ジャイアンツおやじ”の徳光さんあたりが音頭をとって、読売テレビにそういう提案をしてみたらどうか・・・。

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巨人の星(2)

() 巨人ファン

巨人のことを語っていたら きりがないが、

巨人ファンも 最近はだめだね、

いつの間にか巨人フロントの体質と同じ考えになっているファンが

まだ沢山いる。

凄い選手のトレードの話題になると、

「だって選手本人が巨人に来たいというのだからしょうがない・・・!」

といいながら、来てくれることを喜んでいる。

そうじゃないだろ・・・・ 

選手にしてみれば老後の生活のことまで考えれば、

一千万よりも一億くれるという方へいくのはあたりまえじゃ、

オレだって立場が同じならそうするよ。

そして 優秀な選手を沢山抱え 宝の持ち腐れで、

余って試合に出られない人の才能もやがて衰え、

野球全体のレベルも下がってしまう。

補強を喜ぶ巨人ファンは そんなこと全然分かっていない。

                

だから最近では 日本にはライバルがいないから

ライバルになるべき人が巨人でベンチを温めているから、

メジャーリーグへ挑戦してみたくなる人が増えて、

ますますいい選手が少なくなってしまうのだ。

今の巨人は 負けてもいいから仁志や清水のような

生え抜きを常時出さなければだめだ、

調子悪いからといって試合に出なければ いつまでたっても本来の力は出ない。

そして よそから買ってこないで巨人の純正の四番バッターを作れよ。

巨人の四番は 王・長島時代から 中畑・原のころ以降は、

助っ人の外人は別にしても 移籍してきた人ばかりではないか・・・、

                 

由伸がいたね・・・、

そうだ、高橋由伸を四番で固定しないからだめなのだ。

江藤も、清原も、小久保も、広澤も、

元はといえば巨人のために育った四番打者ではない、

それが何故かみんな巨人に行ってしまう。

毎年 凄い四番を補強するから監督が目移りしてしまう。

それでも今、広島には新井・栗原がいる、横浜には村田・吉村がいる、

ヤクルトには青木・岩村という凄いバッターがいる、

阪神は赤星・鳥谷、中日は荒木・井端・福留・・・、

どこのチームでも 毎年そのチーム特有のいい選手がゾロゾロ育っている。

彼らが将来またみんな巨人に行ってしまうようなことが続くのであれば プロ野球はもうおしまいだ、

その前に プロ野球ファンとしては巨人のオーナーの葬式を待つしかないのかね。

                

オレは横浜ファンだけど、

来年はたぶんクルーンが巨人へ行ってしまうのではないかと

ひそかに心配している。

横浜にはそれを引き止めるだけの資金がない、

それが弱小球団の悲しいところだけど。

161キロを投げる投手がいたら、162キロを投げる投手を育てようとする考えは 今の巨人にはないだろうから。

クルーンが日本最速を投げられるようになったのは 

大魔神佐々木にフォークを教わったからだ、

フォークという決め手を覚えたから速球に磨きをかける練習ができるのだ。

巨人の若手投手たちは 例えば桑田という生え抜きの大先輩に

「投球術」を教えてもらっているのだろうか?

98年、横浜が三十数年ぶりに優勝したときだった。

小田急線の電車の中で酔っ払いの巨人ファンが二人、

「極秘の情報だけど、来年は佐々木が来るらしい、良かったなあ・・」

という会話をしていた。

ぶん殴ってやろうかと思ったが、向こうのほうが強そうなので我慢したけど、

フロントにそういう動きがあって ファンもそれを支持しているということだ。

結局 佐々木はマリナーズへ行って去年横浜で引退したが、

佐々木のフォークが打てないのなら なぜ打ち砕くことを考えないのか、

なぜ味方にすることしか考えられないのか・・・?

オレはサッカーのことはシロウトで よく知らないが、

例えば レアルマドリードが日本のJリーグチームと試合して勝ったら

凄いね、よくやったね・・・

と喜ぶのが巨人ファンの本質のように思えてならない。

勝って当然のことの どこに面白いことがあるのか、

その程度の感動で満足しているのか・・・、

野球をよく知り、真に巨人を愛する本当の巨人ファンも確かにいるけれど、

巨人ファンの八割は 危機感なんて何もない、

今年だめならまた来年どこかのいい選手が来てくれて 勝てるだろうから・・・

くらいにしか思っていない。

レアルマドリード・朝青龍・ディープインパクトが勝てば喜ぶ、

よく言えば善良な、悪くいえばミーハーなだけのように思えるのだ。

くどいようだが

ファンとは バカという意味だが、

最大多数の巨人ファンは 優勝回数も一番多いし、

勝つことに慣れているから ただ勝てばよいだけの甘えん坊でわがままな 野球を知らないシロウトばかりだ。

巨人ファンは 去年日本一になったロッテの選手の名前も顔も知らないだろう、

今江・西岡・里崎・サブロー・福浦・渡辺・清水・久保・小林・・・・・

みんなよそから来た人じゃない、

ロッテの二軍で練習して一流になった人ばかりだ。

巨人にトレードされ、今年孤軍奮闘しているアジアの大砲イ・スンヨプはそのロッテでフル出場できなかったくらいだ。

熱狂的な阪神ファンが 優勝すると道頓堀川へ飛び込むだろ、

同じバカでも それくらいのバカになれないのが巨人ファンだ。

くやしかったら 今度優勝したら隅田川でも神田川でも 

飛び込んでみろってんだ。

最近の巨人戦のテレビ視聴率が低くなった一番の原因は 

巨人ファンが負けているとチャンネルを変えるからだ。

巨人ファンは逆境に弱い、

負けることに慣れていないから見るに耐えられないのだ。

オレのように横浜ファンはそういうことはしない、

本当のファンというのは 弱いとき、負けているときこそ応援してやるものだ。

大差でスットン負けしていても 今日は一点取れればいい、

それを目標に応援して一点取れたら、

よし、よくやった・・・明日がんばろうと最後まで見届ける。

弱いチームのファンにしか分からないことだろうけどね。

巨人のV9時代は もっと惨めだったよ、

堀内のボールの数を数えて、

1イニングに15球投げさせられれば もう上等だった。

七回までに100球投げれば 

そろそろ疲れてきて一点くらいとれるかもしれない・・・?

なにしろ堀内から 走者を出すことが大変なことだったのだから、

だから その強い巨人に勝ったときの快感は格別なのだ。

そして オレたちアンチ巨人は、巨人の選手たちが強すぎて憎いけれど 

どこかで尊敬できるような気持ちがあった。

それが云いたいのだ。

そういう強い巨人でなければ困るのだ。

今みたいな巨人は もう本当に最悪、大・大・大きらいだ。

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水辺のセキレイ      多摩川の河原に咲く

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巨人の星(1)

() くたばれヤンキース

1960代に「くたばれヤンキース」という映画があった。 

タブ・ハンター主演のミュージカルで、

ヤンキースが余りにも強すぎるので

ヤンキース嫌いの主人公が悪魔に魂を売って

ホームラン王に変身するという夢物語である。

強いものを倒したい、弱いものを応援したい・・・・

アメリカにも“判官贔屓”の精神があるのだと思った。

当時のNYヤンキースはケーシー・ステンゲルという名監督のもと、 

ミッキー・マントル、ロジャー・マリス、ヨギ・ベラ(捕手)など

最高レベルの名選手が集まる世界最強チームで、

伝説のホームラン王ベーブ・ルースも、ルー・ゲーリック、

ジョー・ディマジオ、ホセ・カンセコなど、

我々日本人が知っている大リーグの歴史的名選手はみなヤンキースだ。

                                 ちなみにディマジオは マリリン・モンローの元亭主である。

dirty old boy(スケベおやじ)の観点からすると、

マリリン・モンローは最高だね、

あの時代の若い男は オードリー派とマリリン派に二分されていた。

清純で美しい妖精「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーンと 

チャーミングで、セクシーな「帰らざる川」のマリリンと・・・・、

ちなみにオレは マリリン派だけどね、

ぶっちゃけて云えば ただ おっぱいがでかいのが好きなだけなのかもね・・・、

学生時代に ケネディ大統領が暗殺されたときよりも、 

自分にとってはマリリンが自殺したときの衝撃のほうがずっと大きかったのだ。

オレのブログは 気ままで制約がないからすぐ脱線するが 

悪いけど このスタイルは治らないな。

最近になって、スポーツコラムニストのジム・ケーブルという人の 

「くたばれヤンキース!ダース・スタインブレナーとピンストライプの悪魔たち」

というタイトルで ヤンキースを散々コケにした著書が出版された。

現場にも口を出す独裁オーナーのスタインブレナーに買収されたヤンキースは 

金の力で名選手をかき集める“悪の帝国金満軍団”だと皮肉るのである。 

ヤンキースはオールスターチームのようにスター選手ばかりを揃えて、

リーグ優勝39回、ワールドシリーズ優勝26回の 抜群な実績の名門であるが、

2000年以降、最近ではなかなか容易に勝てなくなってきた。

それでも 毎年いい選手を集めるのが伝統であるかのように 

つい最近でも ロジャー・クレメンス、アレックス・ロドリゲス、ランディ・ジョンソンまで 年俸数十億円のスーパースターたちが、いつの間にかヤンキースの一員としてプレーしているのである。

ヤンキースって、日本のジァイアンツに

似てない?・・・

てゆうか 巨人のオーナーがヤンキースのスタインブレナーさんに

似てない・・?

大金持ちでシロウトの爺さんが 

プロ野球の名門チームをだめにしてしまった、

選手もだめになるし、プロ野球をつまらないものにしてしまう。

野球がオリンピック種目から将来外されるようになったのは何故か?

オレからいわせれば、

ヤンキースと巨人がダメでつまらないチームになったからだ。

これはオーナーやフロントだけの責任ではない、選手自身にも

マスコミにも、ファンにも原因があるというはなしをしたいのです。  

                           

() アンチ巨人

「アメリカンドリーム」・・・いい言葉です。

若者が大きな夢をもつ、才能と努力と幸運に恵まれれば 

億万長者になって富や名誉を手に入れることができる。

マリリン・モンローのような女性と結婚することだって夢でなくなる。

資本主義、自由競争を象徴するような

希望に満ちた素晴らしいことばです。

日本人大リーガーの草分けともいえる野茂投手もイチローも、

最近では松井、井口、城島・・・も、

彼らの本音は 最高レベルのMLBでプレーがしたいという

野球選手としての純粋な志と、

もうひとつは日本のプロ野球では想像もつかない

破格の報酬が得られるという 

彼らにとっての「アメリカンドリーム」なのだ。

競馬に例えれば前記のハイセイコーみたいに

大井の地方競馬でやるよりも中央のGⅠレースに出たいのと一緒だ。

オレがひっかかるのは、松井がメジャーへ行きたいと云い出したときに、

巨人のナベツネさんが「松井にはヤンキースに行ってもらいたい」

と話していたこと。

どこへ行こうが 松井くんの自由だけれど、

ヤンキースはナベツネさんの憧れで、

彼にとっては 富と権力の象徴なのだ。

大リーグがヤンキースの一極集中を基盤にして繁栄してきたように、

日本のプロ野球も巨人への一極集中を理想として、

他の球場は閑古鳥が鳴いても 

東京ドームさえ満員ならそれでいい・・・・、

野球もひとつの企業として考えれば 

自分のところだけが利益を上げることが望ましいのは理解できるが、

ところがそれが大間違いなのだ。

どんな世界でも“共存共栄”でなければ 真の発展はありえない、

新宿も渋谷も新橋も・・・、

繁華街といわれるところには 飲食店にしても風俗にしても

同じ業種が軒を連ねる地域が必ずある。

同業者が寄り集まっているから 

客もその地域へ足を運び繁盛するのである。

一つの街に一軒の飲み屋しかなかったとしたら 

その店は客を独占するどころか

何故か 客足は遠のいて寂れてゆくのである。

業界全体が発展しなければ いつかは自分のところも衰退してゆく、

大企業の社長であれば そんな理屈は分かってるはずだけどな・・・、

そして ヤクルトからペタジーニを、広島から江藤をとって、

「これで松井の穴は埋まっただろう・・・・」

さらに 近鉄からローズ、ダイエー小久保まで、

清原に始まって、ここ数年何だかんだと四番バッターばかり集めて 

シーズン前には「最終的に5ゲーム差をつけて優勝する・・・」とか 

偉そうに(エライのだからしょうがないけど)演説するのは何なのだ。

シロウト考えも甚だしい、

大体こんなシロウトにマイクを向けるメディアも悪い。

ペタジーニやローズが十人いたって松井の穴は埋められないよ。

金さえあれば強いチームができる、

優勝を金で買おうとするような考え方が

野球をつまらなくする最大の原因なのだ。

青少年の育成にも良い影響を及ぼすはずはない。

オレはアンチ巨人だ。

だから去年も今年も 負けてばっかりの巨人を見て

楽しくてしょうがない。

オレは何年も前から「くたばれヤンキース」をヒントにして、

「くたばれジャイアンツ」というタイトルで 

巨人をコケにする記事を書こうと考えていた。

ところが今年になって、これはもうだめだと思うようになった。

巨人はもうくたばっている、

タイトルが「がんばれジャイアンツ」になってしまう・・・・

これでは困るのである。

巨人には 栄光の歴史に汚点を残すいくつかの事件がある。

最初は戦後間もないころの「別所事件」だ。

オレはまだ子供だったから 詳しいことは知らないが、

シーズン途中に南海ホークスの別所毅彦という当時プロ野球ナンバーワンの投手を金の力で引き抜いた、これをきっかけに巨人を嫌いになった人が 元祖アンチ巨人である。

同じパターンが「空白の一日」といわれた江川投手の事件はまだ記憶に新しい。

このときにも巨人ファンだった人が アンチ巨人に転向した例は多い。

法律違反ではないが フェアじゃないのだ、

最近の「ホリエモン」や「村上ファンド」の事件や、

日銀総裁が 自分だけはしっかりと投資で儲けてるような、

ずるいというか 汚いというか、「正義」・「倫理」に違反している・・・

貧乏人のヒガミかもしれないが 大衆には納得できないのだ。

スポーツという神聖な世界に 金の力を絡める問題を起こしたのも

元凶は「巨人」なのだ。

別所事件も江川事件も 最近になって主力選手の補強ばかりが目立つのも・・・

巨人というチームは歴史的に見ても、プロ野球の盟主として野球を人気スポーツに発展させた功績は偉大であるが、金持ちであるが故に そういうフロントの傲慢な伝統的体質は今でも続いているのである。

オレの場合は 別所も江川も関係ない、

単純に子供のころからのアンチ巨人である、

なぜならば 巨人が一番強いチームだからである。

弱小球団で 年俸数百万円の新人投手が 

年俸数億円の巨人の主力打者から三振を取る・・・・、

こんな痛快なことはないのである。

やっぱり 貧乏人のヒガミかな・・・・?    

                  

() 強い巨人

ヤンキースがメチャメチャ強かったのと同じころ、

V9時代の巨人はホントに強かった、

強かったし 選手の一人一人が みな野球のお手本になる人ばかりだった。

柴田、土井、王、長島、末次、高田、黒江、森、柳田、・・・

投手では高橋一三、堀内、城之内、それから八時半の男といわれた宮田・・・・

川上監督の采配は「つなぎの野球」を確立させた元祖ともいえる。

王・長島(ON砲)というポイントゲッターを中心に 

全員が次の打者に繋ごうとするチームプレーに徹していた。

10対0で勝っていても 

終盤にノーアウトの走者をバントで送り1点をとりにゆく、

“石橋を叩いて渡る”川上監督は冷酷で、森捕手は陰険で・・・?

アンチ巨人にはそう思わせるほど憎らしく 勝ちに徹する軍団だった。

宮田という押さえ専門の投手起用を確立させたのも巨人だ。

二千本安打の元祖川上哲治は 現役時代、ピッチャーゴロでも一塁へ全力疾走する

「求道一心」で「努力」のお手本のような人だ。

そういう監督に指導を受けた選手たちも 後に一流の指導者となる偉い人ばかりだった。

王と長島に関しては この二人のエピソードを知っている人は多いが

例えば 王は早稲田実業のエースで四番、鳴り物入りで巨人へ入団したが、

初打席から26打席連続ノーヒットで、27打席目で初めて打ったヒットがホームランだったとか、

東京六大学のホームラン王となり、杉浦・本屋敷らと立教の黄金時代を築いて巨人に入団した長島も デビューのときにはスワローズの金田投手に三打席連続三振をくらったこととか・・・。

巨人の練習場が多摩川にあって、オレも学生のころ よく多摩川グランドへ野球をやりに行き、そのあと巨人の二軍選手の練習を見学した。

王と馬場(後のジャイアント馬場)が 二人肩を並べて、王の頭は馬場の肩より低かったけど、

ランニングをしている姿が印象的だった。

余談になるが 「ナボナはお菓子のホームラン王です」という王貞治のCMは、王貞治と交友の深い元巨人の外野手国松彰さんが自由が丘「亀屋万年堂」の社長だからである。

盗塁王の一番柴田、彼は神奈川の名門法政二校のエースで、昭和36年夏、甲子園連覇をかけて 決勝でライバル大阪浪商高校の豪腕尾崎投手と対決する。

東のプリンス柴田、西の怪童尾崎といわれ、高校野球の人気を二分した。

結果は浪商が法政を破って前年の雪辱を果たすのだが、

その試合で 柴田が一塁ランナーのとき ヒットエンドランで柴田がスタート、次打者(四番幡野)が三遊間を破りレフトへゴロのヒットを打った。

浪商のレフト一年生の高田繁がボールを捕球したとき 柴田は既に二塁ベースを蹴って三塁の手前、三塁手大熊(後の阪急ブレーブス)が「サードだ・・!」と叫んだが高田は基本通りに中継のショートへボールを返した、

そのときには走者の柴田は高田がショートへ投げるのを見ながら もう三塁を蹴ってホームを目指していた。

高田からのボールを受けた遊撃手が 慌ててバックホームしたが柴田は間一髪ホームへ滑りこんでいたのである。

エンドランのサインで 一塁走者がレフト前ヒットで本塁まで到達することは現在のプロ野球でも稀である。

足が速いからの問題ではない、柴田より足の速い人はチームの中に何人もいた、

スタートのセンスとか 野手の動きとボールを見ながら次の塁を狙う判断力を まだ経験の浅い一年生レギュラーの高田には予測ができなかった。

高田はこのときの失敗を教訓にして プロの巨人では「ヘイ際の魔術師」といわれる名外野手に成長したのである。

そしてそのとき、甲子園のスタンドで 野球を志す一人の少年が観戦していた。

柴田の走塁に感動し、これを手本として後に阪急ブレーブスで世界の盗塁王となった大鉄高校福本豊である。

当時の法政二校は プロも驚くほどのハイレベルの野球をする高校日本一のチームだった。

柴田をはじめ、的場(大洋)、是久(東映)、その後は初代の日本人大リーガーとなるマッシー村上正則投手も法政二校である。

それを負かした怪童尾崎(東映フライヤーズ)も、

当時スピードガンはなかったが おそらく直球は150キロを越える

今でいえば松阪クラスの凄い投手だったのだ。

またまた余談であるが 

法政二校の野球を指導した田丸監督はオレの恩師である。

「正面・両手・胸・・」というキャッチボールの基本から教わったけれど、

オレは柴田のように甲子園へいけるほどの才能もなかったし、

脱落組から軟派組への道をひたすら歩んでいたけれど、

ただひとつ今でも誇りに思うのは 田丸先生から学んだ野球理論がオレの貴重な財産となり、少年野球指導に応用できたことである。

また脱線するので そこらへんは別の機会に書くことにする。 

走者になると 盗塁しないのにバッテリーをかく乱するため スタートの真似をするのは今の野球では常識だが、これをやり始めたのは巨人の柴田や土井の一二番コンビである。

相手走者がいるときに 捕手が投手へ返球するとき、それをバックアップするために動くのも 土井と黒江の二遊間コンビがはじめたようなものである。

野球に限らないが 基本という単純な動作を簡単にできるのが強いチームなのである。

このころの選手たちは お互いが優れたところを盗み、ライバルを目標に切磋琢磨して技術の向上をしてきた。

星野も村山も、野村も江夏も平松も若松も衣笠も・・・、

みんな「巨人」というでっかい目標を倒すために己を磨いてきたのだ。

王や長島もまた、江夏や村山を打ち砕くことを目標に 血の汗を流していたのだ。

プロ野球が発展してきたのは 選手たちの純粋なライバル意識があったからだ。

最強の五番打者といわれた柳田が あるテレビ番組で川上監督のモノマネをした。

「多摩川いってこい・・・」

それが似ているので みんな大笑いしたが、

そうだ、これがV9時代の巨人のいいところなのだと思った。

多摩川へ行くということは 二軍へ行って練習してこい・・・ということ、

そして 巨人には「多摩川グランド」という巨人軍選手の共通のふるさとがあったのだ。

そこでみな 同じ釜のめしを食い、汗水ながして苦労して一軍への栄光を勝ち取ってゆく、そこにチームの連帯感が生まれ、団体競技としてのチームワークが生まれるのだ。

悪太朗といわれた堀内投手が 寮生活のときに門限破りを繰り返し、先輩の王にぶん殴られたり・・・巨人の選手には多摩川での懐かしいはなしが沢山ある。

ここまでの巨人のいろいろな話を 今の巨人ファンは知っているのだろうか・・?

            

() 下手くそ巨人

ところが現在の巨人は、

「多摩川いってこい」のかわりに オーナーが云うのかどうか知らないが、

「他のチームいって いい選手さがしてこい・・・」になってしまった。

つまんねえ、そんなの全然つまらない。

凄い打者がいたら 何としてもあいつから三振とるために 投手を鍛えようというのではない、打者も投手も 手に負えない凄いのがいたら、 

うちの選手にすればいい・・・・、という考えなのか?

これじゃあ巨人の選手は上手になるわけがない。

二軍でがんばっている選手がかわいそうだよ、

力をつけて やっと一軍へいけるかなと思うと、年俸何億円のスーパースターを補強するから いつまでたっても出番がない。

高い給料でトレードされてくる人たちは みんな実績のあるピークの 或いはピークを過ぎた人ばかりだから、実際に活躍する人は少ない。

去年の堀内監督は 黙ってやっていたが、辛かったと思うよ。

若手を使いたくても 高い給料の人を試合に出さないわけにいかないもんね。

今年はどうか・・・?

出だしは良かった。

由伸、二岡、阿部、それと移籍組の小久保を筆頭に イ・スンヨプ、小坂あたりを中心にして、矢野、亀井、鈴木、の若い選手と、

投手では若い内海や西村が台頭して

やっとチームプレーのできる いいチームになった・・・・?

と思っていたら、6月には10連敗するし、7月にも8連敗するし、

気がつけば、木村、小関、小坂、イ・スンヨプ、大西、三塁にディロンとかいう下手くそを入れて、何でいるの?て感じのアリアスも・・・、

ピッチャーが パウエルとかグローバー、野口で、押さえが豊田だったら、 

結局今年も“よその人”ばっかりじゃん。

工藤、前田、小久保まで数にいれたら、

オレが知るだけでも 今年は「移籍組」だけで14人もいる。

ベンチ入り選手が25名なら 半分はよその人だ。

それが今年だけではない、巨人はここ数年ずっとこうなのだ。

これは異常だ、絶対おかしいよ。

これじゃあ仮に優勝しても 面白くないし 何の感動も価値もない。

原監督が「巨人魂」「ジャイアンツ愛」とか唱えて発破をかけたって、

「巨人魂」が何だか知らない よその人ばっかりだもん。

小久保、由伸、阿部・・主力に故障者が出たというが、

故障者は毎年どこのチームも出るのだ、

二軍から若手を昇格させれば 若手が伸びるチャンスなのに、 

なぜよそから補強するのか・・・、それなら二軍は必要ないだろ。 

補強して勝つなら分かるが、 どうせ負けるのなら若手を使って負けるのがいいのだ。 

最下位横浜を例にとれば 多村、佐伯、種田の主軸が故障している、

そのおかげで村田という若い不動の四番バッターが生まれた、吉村も育った・・・、

金がないから よその人なんか入れる選択肢はハナからない、

ビリだから偉そうなことはいえないが 堂々たるビリだ。

この数年来、巨人の指導者も下手くそが多い、

広岡も王も森も黒江も高田も・・・後に立派な指導者になった人たちが 

何が原因か知らないが みんな巨人を去ってゆく。

残るのは 長島さんのようにだれからも好かれる人気者、

タレント性を兼ね備えたスーパスターだけだ。

よその人を あれもこれもと獲りはじめたのは 

オレの記憶では長島さんが監督の頃から始まった。

オレの勝手な推測だが、長島さんは 野球界の宝だから「あれほしい・これほしい」と 

長島監督がおねだりしたと 思いたくはない。

オーナーが かわいい子供を甘やかすように「これ買ってやるから使いなさい・・・」

といわれれば 長島監督としても断るわけにもいかない。

長島さんは欲しいものは何でも手に入る・・・、

そういう雰囲気をもった人、

陽のあたる道を歩くように運命づけられた 

ある意味恵まれた星をもっている人だから・・

そのことが 監督が変わっても

最近の巨人の伝統になってしまったのではないか・・・?

それともうひとつ不思議なのは 金田、張本、落合、川口、最近では工藤など 

何れも名選手たちが 官僚の天下りのように 何故か最後は巨人へ行きたがる、

巨人で選手生命を終わることに何かメリットがあるのかな?

それとも ただ力が落ちてきても実績があれば

巨人なら高い給料を出して買ってくれるだけのことなのかな?

今年は、例えば終盤に同点でノーアウト一塁の大事な場面で、

補強した小関・木村拓・大西・小坂等に バントをやらせる場面がある、

成功かどうかの問題ではない、そういう野球をやるのなら 

なぜ川相をクビにして中日へ行かせたのか?

川相は もうすぐ選手生命の終わる人かもしれないが、

川相のような 巨人生え抜きの良き指導者になれそうな素材を捨てるべきではない。

去年ドラフト一位の高校ナンバーワンの大阪桐蔭辻内投手はどうしたの?

同じ高卒でも 去年の西武涌井はもう9勝もして炭谷捕手と十代コンビを組んでいる。 

日ハムのダルビッシュだって ばりばりのローテーション投手だし、

今年横浜の高卒ルーキー山口も 初登板で巨人から初勝利を挙げたりしている。

巨人の場合は 内海・西村・真田・・・ポスト上原を狙ういい素材がゴロゴロいるのに

またどこかから実績のある投手をとって、彼らが忘れられることになったら・・・

左腕岡島は 今年日ハムで活躍しているが、あんなに個性のある打ちにくい投手は 育てれば一流の押さえになるのに・・・・、

巨人というチームは、 

本日只今の 現時点での活躍ができないとだめなのかね、

食卓の上に料理が沢山あって、

よく味わえば中に美味しいものが入っているのに

外側を一口かじって、「あ、これ旨くない・・・」と思ったら 

食べ残して、次の皿に手をのばす・・・みたいなことだ。

マッタク・モォ・・・・困ったもんだぜ、

ま・オレが心配することではないけどね。

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