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大丈夫だから (その二)

もうひとつ大きな闘病歴があった。 劇症肝炎、25年も昔の話になるが

このときは 初体験だったが絶対安静の赤札の個室で「死」を意識するほどの激痛を味わった。  

四月の下旬、連休を控えて心うきうきの最中 突然の体調不良で緊急入院、一日三本、点滴の毎日だった。  今夜が峠、乗り越えるか否かは本人の体力と運次第・・・全部連絡してください。 (「花のはなし・花のうた」のカテゴリ「いのちを見つめて」のつづき)入院2日目、激しい腹痛が来た、痛い・苦しい・・・散々苦痛を味わって 鎮痛剤の注射でやっと鎮まったとき、つききりで看病する妻の手を握りながら そのぬくもりを感じたときに 喜びも哀しみも幾年月、二人で分かち合った痛みの積み重ね・・そんな感情がこみ上げて急性泣き虫病が始まった、「オレ いい子じゃなかった、ゴメンね・・・」よく解らないが痛みが治まった安堵感で 急に気弱になり日頃の悪行を反省する言葉が 大粒の涙になっていた。 「いいの・泣かないの・・・、もう 大丈夫だから・❤・」

カーチャンの優しい言葉に 何故か涙ポロポロになった。

そんなことでうるうるしているうちに 担当の看護婦さんが見たこともないような大きな注射器を小脇に抱えてやってくる、「何じゃそれ・・・、オレもう大丈夫だから・・・治ったから・・・帰る、もういいですから・・」

あんなバズーカ砲みたいな注射されたら大変、本人は逃げ腰どころか もう帰り支度を始めた。 「お薬ですから、困ります、私が困ります・・・」「オレは結構ですから・・・、また今度にしましょう」「絶対にダメです、お願いします、言うこときいて・・・」「遠慮します、ホントにいいですから・・・」 「私が注射下手だから・・?」「そんなこと思っていませんよ、」「ウソでしょ・・」「ウソ・・ですけど・・ちょっと今 取り込み中・・だから明日にして」「やっぱりウソ。今注射上手な人を呼びますから・・・話題を変えようとしてもダメ・・・どうしても必要ですから 絶対これさせてくれないと・私が困りますから・・・」こっちは困らない、オレは馬ではない、そんなでっかいの痛そうでヤダね、CT検査のときの注射もメッチャクチャ痛かった、泣きそうに痛かった、・・・当時はまだ造影剤の注射針が太い、足首の太い血管にブッチュー・・・、あれはホンマに痛かったよ。  ついにナースがナースコールで援軍を呼ぶ、「この人注射させてくれないの、だれか来て~・・・」まだ若い担当看護婦さんは泣きそうになって 何が何でも注射する決意である。 こっちのほうが泣きそうだよ、ドタバタと足音がして看護婦長と先生が駆けつける。 「どーしたの? なに揉めてるの?」これはヤバイ、ハナから敵は切り札で勝負してきた、もう逃げられない? 「解った、オレが悪かった、謝るから・・・ゴメン・ゴメン・ごめんなさい、・・・・」もう謝るしかなかった、

「なにを謝ってるの? 大丈夫ですから・・、注射は誰でも嫌いですけど、これは大事な注射ですから・・・今は いいお薬がありますから大丈夫、治りますから、大丈夫だから・・・」クスリを注射器に注入しながら婦長さんは笑顔。 核弾頭のミサイルに燃料を注入しているみたい。  ゴメンナサイ・・・と、謝れば中止になるかもしれない、空しい希望もここでは通用しない。 ミノファーゲン・・だったかな、最先端のお薬だった。

点滴の管の途中が枝分かれして そこから注射をしている、一分もかからなかった。

「ね、大丈夫でしょ、痛くなかったでしょ・・・、注射で泣かないでね、最近は小児科病棟でも注射コワイと泣く子はいませんよ、今夜はゆっくり休んでね、きっと良くなりますよ・・・心しずかにお休みくださいね、大丈夫だからね・・・おやすみなさい・・」

確かに注射はコワイけど オラそれで泣いてたわけではない、夫婦にしか分からない深い絆があったからジャ・・・。

「ありがとう、おやすみなさい・・・」感謝の気持ちでいっぱいになったよ。

なーんだ、それなら大騒ぎすることなかった、こっちも笑顔になった、みんな笑顔でその場は解散になった。 

◆蛇足 そういえば診察室で即入院と決まったとき、先生から「最近海外旅行されましたか・・東南アジアとか台湾・香港あたり・・・」要するに 外国でいかがわしいところで遊んで 肝炎に感染したのでは・・・? という問診だった。 オラ決してそんなことありませんから、なかなか信用してもらえない、誤解されやすいタイプ? 周囲から見ればワガママな、自分的には素直な言動がいけないのかしら? 冗談じゃないよ、外国の安物は食わないよ、モロッコの蛸より国産のアワビが好き、私はグルメ、クリーンな中年ですから・・・死にそうなのにアダルトには通じるシモネタやってる! ここでもナースたちの疑惑に満ちた冷たい視線があった。  そして退院の日、「検査の結果は合格です、全部正常、オシッコもキレイ、もう大丈夫だから・・・お酒も 少しならいいですよ・・(^.^) 、」ハイありがとう・・・喜んで帰るとき・・・「ちょっと・・・お酒 沢山はダメよ、奥様の言うこと ちゃんと聴いてね・・・」 あれから四半世紀、オラ酔うほど呑んではいない。  去年の春は二度目の大病を乗り越えて、もう5月、新緑の季節を迎えた、大丈夫だから・・・(^.^) 

先輩から後輩へ、熟練者から未熟な者へ、「大丈夫」という言葉は安心感と安らぎを生む言葉だ。

「大丈夫だから・・・」人から人へ笑顔が広がる、いい言葉だ。

孫とメールしながら 同じ記憶で心が通じたときも 「大丈夫だから」がキーワードになっていた。  「大丈夫」と「ありがとう」、日々笑顔が連鎖して 未来が輝いて・・・

地下鉄の広告にこんなフレーズがあった、メールでやりとりした孫と爺の未来は輝いている・・?! この言葉は 病気の時には特別に心温まる思い出に残る言葉、これからも沢山云ったり聴いたりしたい。

余談 

SMAPのくさなぎ君が 深夜赤坂の公園で酔っ払って騒いで公然わいせつで警察のお世話になった・・・昨日からニュースをやっている。 日本は平和だねぇ。

お酒の呑み方 今後はどうするか・・とか、成長して大人の飲み方したい・・・とか、インタビューしている。 バカだねぇ、まだ 酒の呑み方知らないだけだ、本人も未熟、周りが騒ぎすぎ、今後はどういう呑み方云々・・・酔っ払って パンツまで脱ぐからいけなかっただけだ、簡単なことだ、人に迷惑かけてはいけない、パンツ脱がなければいいだけだ、大丈夫だから・・・と 言ってやりたいね。

成人式に新成人が酔って騒ぐから 毎年問題になったりしてる。 これも二十歳になって急に飲酒解禁になるからだ、徐々に慣らしていけばいいのにね。 小学生の頃からお正月には盃一杯飲ませるとか・・・、教育の責任だ、正しいこと美しいことばかり教えようとしている、 汚れたことへの免疫力を養うのを忘れている、クソ真面目な社会もいけない、騒動起こしてから騒ぐのでは遅い、少しは妥協してやれば 自然と大人に成長するから。 

4月27日 クサナギくんのおかげで「裸になって 何が悪い」Tシャツがヒットして売れているという。 パンツまで脱いでゴメンネ・・・と付け加えればいいのに・・・(^.^)

◆再び余談 孫と爺のQ&A

Q池と沼の違いは? Aカッパがいるかどうかだ(これはTVCMでやってた)Q鯉は池にいるの? Aどちらもいるけど 落ちたほうにいる(Fall in love)  Q赤ちゃんはコウノトリが運んでくるの? A今どきそれを云う子は珍しいが 口の袋に入れて運んでくるよ・・・そりゃペリカンだ、ジッチャンコウノトリ知らないのだ、キャベツ畑から生まれるのもホント? Aあれは蝶の幼虫です。  Q風邪とインフルエンザの違いは? インフルエンザは豚も感染する   Q埼玉と群馬どっちがシモネタ A群馬 、 イチゴ・みかん・メロン大好き、木登り大好き、鉄棒得意の孫娘がチビの頃、皆におまえは猿山から拾ってきた・・・と云われ 猿に戻りたくない・・・と悩む、Q結婚てなぁに?  Aケツ(お尻)をコーンてするのが結婚だよ、今日はお泊りしてきなさい、一緒にお風呂入ってからネンネしよーね! なぁーんだ、ジッチャンは ただのヘンタイじゃん○◎▲❤#?? 孫娘はお風呂一緒に入ってるころが一番かわいい時期、爺の人格も認められていた。 バカだねー、温かくなったらこんなこと考えるようになった、だんだん調子出てきた?!・・大丈夫だから・・(^.^)  Q長生きできるかどうか Aバカかどうか・・

Qエレベーターとエスカレーターの違いは? Aおならしたらいけないのがエレベーター、Qエビちゃんとモエちゃんは? A首相が知ってるのがエビちゃん・・・

笑点のネタになりそう・・・? いい加減にしとこ   

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コメント

早速のコメント アリガトーね。
すんまそん・・・て、ナンジャこれ。文字の入力気をつけましょう、酔っ払ってるのか?
連休遊びに来てね・・・

投稿: myway | 2009年4月27日 (月) 12時32分

ここんとこ顔見せに行けずすんまそん。
更新したって言うから観たよ。くさなぎ君の話は、同意見です。
あと、整骨院は保険適用内でやってもらってるからあんまり満足はできないよ。金かけて全身マッサージとかならいいと思います。ちなみに俺が行ってるとこは、3000円~だったかな。やっぱ保険外だと続かないよね、ちと高くて…
ではまたね。

投稿: 164 | 2009年4月26日 (日) 20時28分

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