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こだまでしょうか

喘息・ネブライザ吸入治療

まだ赤ちゃん、三歳くらいの子だった。  お母さんのヒザに抱っこしながら 吸入器の口から出てくる薬の煙を吸っている。

泣いたあとの顔だった、ほっぺに大きな涙が一つ乗っかっていた。

辛かったんだね、すぐに良くなるから がんばろうね・・・

お母さんがほっぺの涙の粒を 指で拭いた。 

この子は この先何十年 喘息と戦うのだろうか? それを思うと

心が熱くなるのだ。

◆二度目は 五歳くらいの男の子が左側の椅子にちょこんと座って自分で薬を吸っている。  彼も泣いたあとの少し赤い顔、 肩で大きく息をしながら 沢山薬を吸い込もうとしている、 彼のほうが先輩だ 先輩の真似をして 私も深呼吸で吸入を繰り返す。

喘息はクルシイよね・大丈夫だよ・負けないで頑張ろうね・・・・

ウン・・・・と 吸入器の口をくわえたまま 応える。

きっと治るよ 治ったら また元気に遊べるよ、 頑張ってね・・・

ウン・・がんばる、おじさんも頑張って、ありがと・・・・

彼の目が ちょっぴり笑って そう応えていた。

  三度目は一年生くらいの女の子だった。 孫娘ななこちゃんがチビのころと同じで 長い髪が天然パーマで かわいい子だった。

これも慣れているようで 肩を上下させて大きく呼吸しながら 一生懸命吸っていた。 顔みないようにして 私も前を向いて黙って大きく吸っていた。 なにか話しかけたら こっちも涙出そうになると思った。

こんな小さな子供が なんでこんなに辛い思いをしなければならないのか? 喘息とは こんな病気である。 これほど苦しく辛い病気はない、後天的要因があるわけでもない、ちびっ子たちは 生まれたときから 背負った試練と必死になって戦っている、オラには見てらんねえ。 他人事と思えない、自分の子供の頃と 同じだから せめて優しい言葉で 励ましてやりたくなる。 

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金子みすずさんの詩 

馬鹿っていうと 馬鹿っていう 

もう遊ばないっていうと 遊ばないっていう 

そうして あとから寂しくなって

ゴメンネっていうと ゴメンネっていう

こだまでしょうか いいえ誰でも・・・・

人は やさしく話しかければ やさしく答えてくれるのです。

金子さんバージョンで 子供たちに言葉をかけてみたが 応答はなかったな、みんな空気吸うのに必死だからしょうがないか!

でも気持ちは通じた。 男の子の笑顔がとてもかわいかった。

我が闘病の記録を自叙伝にすると 最初の持病は 喘息である。 痔との因果関係があるか否かは知らないが、身体の入り口と出口 両方のトラブルである。 ガキのころからずーっとお薬のんでいるのが喘息、痔は酒と付き合う成人になってからである、だから下半身の病はアダルト向けになるのである。 個人情報丸出しだけどな。

ここでは喘息の苦労話しをしたいのではない、今はこんなにいい薬がある、あの子達がみんな元気になれそうな 幸せな時代になった・・・てことが云いたいのです。 昔も吸入薬はあったけど、発作止めるには大きな注射だった、その注射が痛いと泣く子は沢山いた。  オラもその一人だった。

ネブライザー喘息吸入治療器・・こんなにすごい治療が昔からあれば??辛い病気で苦しむ子はいない、しかもその薬が美味しいから、まるで天国である、オラ最近はこれのお世話になっている、有難いことである。  寿命??と 生きた時代や環境もあるから なんともいえないけどね、医学も文明も 人間社会は日々進歩しているってことである。

今は気楽に病院へ キープしたボトルを飲む感覚で? 吸入しにいける、それいうとヒンシュク? 終わると ゴチソウサマでした?・・・といいたくなる? だからオラは怒られる?? そうでもない、おそまつさまでした??・・・シャレの分る粋なスタッフがいてくれるから嬉しい。 これからは あの子たちのように おとなしく真面目に病気と向き合ってがんばろう・と思ったのである。  持病の一つ一つに 誠実に向き合わなければいけない・・・と思う、オラもあの子たちも 皆幸せな素晴らしい時代を生きている、みんなでがんばろうね

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