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2012年11月

平成枕草子

山路(ヤマミチ)を歩きながら こう考えた。

智に働けば角が立つ 情に棹(サオ)させば流される。 意地を通せば窮屈だ、とかく人の世は住みにくい。 住みにくさが高じると、安い処へ引越したくなる。  どこへ越しても住みにくいと悟ったとき 詩が生れて、絵が出来る。  人の世を創ったものは 神でもなければ鬼でもない、やはり向こう三軒両隣(リョウドナリ)にちらちらするただの人である。 ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。 あれば人でなしの国へ行くばかりだ。

人でなしの国は 人の世よりもなお住みにくかろう。  越すことのならぬ世が住みにくければ、住みにくいところをどれほどか、寛容(クツロゲ)て、束の間の命を 束(ツカ)の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、画家という使命が降(クダ)る。 あらゆる芸術の士は 人の世を長閑(ノドカ)にし、人の心を豊かにするが故に尊い。・・・・(夏目漱石・草枕)・・                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         漱石の全集はガキの頃(中・高校生くらいかな)随分読んだ記憶がある。     文学書を沢山読んだから賢くなるとは限らない、沢山作った人のほうが偉い。   勉強沢山すればアタマが良くなると考えるのが人の愚かさだ。  賢くなろうとして勉強する人はいない、みんながやってるからしょうがないからやるのである。  勉強好きな人はいない、勉強好きな人ばかりの人の世は住みにくいのである。  最近聞いたことだが 漱石の死後 弟子たちが漱石先生の才能を惜しみ 脳を冷凍保存して現在も東大医学部に保管されているという。 近未来の学術的進歩に貢献できるかもしれないと考えるのはユニークな発想である。 脳の成分や構造を利用できるほど医学の進歩向上に期待したのであろうか。  人間でこういうことを試すのは難しい問題である。      漱石没後百年、その研究が成功し脳みそ移植が実現していたら オラあのときの脳出血の手術でテストしてもらいたかったよ、漱石先生の脳みそを一つまみオラの頭にトッピングしても文句云わないよ、「◎◎さんの爪の垢を煎じて飲め・・」よく聞かされる言葉である。  実家の古いぬかみそを少しだけ貰って混ぜれば 発酵繁殖して 良いぬか床が出来るというからね。  リスクに気兼ねして進歩は生れない、進歩は失敗の積み重ねである。   もしも漱石の脳とオラの脳の混合手術が成功していたら、 このブログも ちっとはまともな文章になって、小説でも書いて 直木賞、芥川賞を目標にしようかと 新たな夢のような夢も生れる。

オラが科学者だったら オルフェーブルやサンデーサイレンスのDNAを永久保存して 四年後には最強の名馬誕生を夢見る程度の発想になる。

冒頭が読者の心に残るようなのが名作なのである。 極端に言えば(いつも極端なことばかりだけどね)今回の記事も 出だしの部分「草枕の原文」だけでもしっかり読めば何か学べるものがあるような気がする。  

 漱石・芥川の作品は 子供でも なんとなく理解できるし面白く読める。  文章の構成も技法も馴染みやすく 今読んでも人生前向きになれそうで 最後まで読んでみたくなる、・・さすがは文豪である。   要するに我々現代人は芸能系週刊誌ばかり読んでないで たまには本格派日本文学に接するのも いいお勉強になりますよ・・と云いたいのである。  


◆11月になりました。 読書の秋、モノ思う秋、食欲の秋、ブログネタがないのに更新しようとすると 結局シモネタやってるではないかと 読者に指摘されるので この秋は古典を読んでネタにしてみたいと 図書館で「源氏物語」を探した。 本をめくってざっと読んでみたが 義経も弁慶も 出てこない、戦いの場面がない、・・・なんじゃこりゃ??? 

オラ「源平盛衰記」をもう一度読んでみようと思っていたことに気がついたのだ。  源平の戦いとは「源氏物語」が元祖かと思っていたのである。

ガキの頃に読んだ漫画つきの絵物語、源氏と平家の合戦の物語り、

先ず 牛若丸と弁慶の出逢いから始まって、一の谷、壇ノ浦の戦い等、戦いモノが好きなのは男の子の傾向である・・・。

そういえば 大人になってから太平記、川中島、関が原、戊辰戦争・・戦いをテーマにした歴史小説は好んで読みまくったが 源平の戦いを小説にしたものは まだ読んだことがないのである・・・

「源氏物語」に文句つけるつものはないが、 紫式部、平安時代に書かれた女流作家によるわが国最古の恋愛小説・・・。桐壺。紫の上。夕顔、末摘花、葵の上、空蝉・・・・女が何人も登場するが

名前ややこしくて さっぱりわかんネェ? 現代語に変換して キャリーぱみゅぱみゅ・・まで出できたりして、 光源氏という男の生活環境は 余程住みやすく羨ましいばかりである。  おいらも名前は「光」だから も少し女に恵まれても良いものかと思わなくもないが、・・・昭和・平成は平安時代よりつまらないのか、結局よく判らないし面白くもない、 おいらにはレベルが高すぎた

ではどうするか、隣にあった清少納言「枕草子」を選んで 一通り斜め読みしてみただけであった。 その隣にあったのが 漱石「草枕」だった。 

書棚のレイアウトも「草」と「枕」コーナーがあるとは・・知らんかった。

枕草子 春はあけぼの・・・・以下略、

要約すると 春はあけぼの(夜明けの頃)がいい、夏は夜、秋は夕暮れ・・・冬はつとめて・・・・以下長くなるからまとめて省略。

平安時代は 花の色、空の色、虫の声・・等、季節の巡りを自然現象から感じていたのです。

「をかし」「いとをかし」= 平成と平安では日本語まで変化している。

「をかし」は「こんな感じが良い、」「いと」は「をかし」の強調、「more or most,= スゴーク、超いいね」ということになる。

話しが堅くなってすみません、たまには冗談ぬきでと更新を試みたが いつものペースでいかないと具合悪くなりそう。 いつもデレデレしていた訳ではないが 襟を正す、しゃんとするのは疲れることである。  しゃんとしたあとでデレーっとする、人生「辛」と「楽」の繰り返し、勝負どころで力を入れる、蝶の様に舞い蜂のように刺す・・・・(坂田英寿本因坊名人) 

◆この頃好きな言葉を紹介します                                                    オレ流平成草枕 春は・・・桜花賞がいとをかし 「三歳牝馬といえば 人間なら女子高生の年頃である、しかもそれが18頭も全裸で走るんだからな」・・と、寿司屋の政が目を細める。 馬にパンツ履かせてどうなるのだ、パドックが下着のファッションショーになってしまう、レースは別としても 一見の価値はある(寺山修司さんのネタ)

  人はなにか一つくらい誇れるものを持っている

何でもいい それを見つけなさい

勉強がだめだったら運動がある

両方駄目だったら 君には優しさがある

夢を持て 目的を持て、やればできる

こんな言葉に騙されるな、何もなくていいんだ、

人は 生まれて、生きて、 死ぬ、

これだけで たいしたもんだ。  (近頃の愛読書ビートたけしさんの詩集、「僕は馬鹿になった」)

ビートたけしさん、きみまろさん、寺山修司さんのネタは以前から何度も使わせてもらいました。 オラ彼らのファンになった。  お笑いネタばかりじゃない、かなりナイーヴな詩に芸術性を感じたりしている。 師匠の芸風を求め 思想にまで影響受けるのが弟子の誠意である。   頼まれてもないのにこっちが勝手に弟子になって 勉強させてもらっている。  このたびも長くなってスマンかった、(文字の大きさが突然変って読みにくくてごめんね、俺のせいじゃない、中高年のブログはPC操作が初心者なのである) 最後にもう一発 たけし先生のちょっと哀しくて面白い芸術の士の詩です。                                                                                   ◆もうあの子に連絡なんかしない、 TELもしないし、メールもやめよう 嫌われたんだからしょうがない  メールよこしても、もう嫌だ、未練たらしいのはカッコわるい、 しかし俺がこう思っているのを どうやって彼女に伝えよう   TELしてみるか                           もう一発  ◆道を歩いていたらウンコのようなものが落ちている なんだろうウンコかな? よく見たらウンコらしい、匂い嗅いだらウンコ、触ってみてもウンコ、なめてみたらやっぱりウンコだ、良かった 踏まないで・・・かなりストレートなウンコネタになるので恐縮です、(数年前の記事で使ったが またウケを狙って使いまった。 同じネタでもウケる人には何度でもウケる、) ◆もう一丁 「人生は 酒と女は 二合まで」(適当おじさんの一句 )    、 いきなり冬の寒さがやってきました。 そろそろ忙しい年末、風邪引かないように気をつけましょうね。  

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